漫画家・イラストレーターとして知られる「きくちゆうき」さんによる4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』。同作品を原作としたアニメーション映画『100日間生きたワニ』が本日7月9日に公開される。
しかし、映画公開前日の7月8日にネット上で座席予約サイトを使って文字や記号を意図的に作るなど、同映画に対するいたずら行為が目立った。
これを受けてか新宿バルト9は、7月8日に『KINEZO予約についてのご注意』と題したお知らせを発表。詳しく言及はしていないものの「特定のお客様が同じ内容のお申込みを多数回行い、当社が購入意思のないものと判断した場合、全てのお申込みに対してその後のいかなる購入手続きもしない場合があります」と綴った。
さらに「規約に反する行為で当劇場に著しい損害が生じる場合、警察への届け出を行っておりますので、ご留意下さいませ。」と異例とも言える注意喚起を行った。
また、映画レビューサイトには公開前にもかかわらず低評価投稿や映画の内容に全く関係のない投稿が寄せられるなど、荒らしとも取れる行為も行われていた。
映画の原作となった『100日後に死ぬワニ』は、きくちゆうきさんのツイッターで2019年12月12日から2020年3月20日まで、100日間にわたって投稿された4コマ漫画だ。
同作品の投稿には数万を超える「いいね」がつき、最終話が投稿されると「100日後に死ぬワニ」がツイッター世界トレンド1位を獲得するなど、一種の社会現象を生んだ。
しかし、最終話が投稿されると立て続けにグッズや書籍、映画の話が展開され、一部のユーザーから批判の声が殺到。炎上を引き起こしてしまった。
ネット上では今回の騒動を含め、同作品に対する行き過ぎたいたずらや荒らし、迷惑行為を咎める声も上がっている。