元NEWSの手越祐也(33)が、ソロでメジャーデビューすることが決定した。1年前、独立に関して手越は「男、32歳。もう一度、新たなチャレンジをしたいと思っていた」「NEWSとして新たな(プロジェクトが)スタートする前に、思い切って勝負をしたいと思った」と意気込む一方、「歌って踊れるパフォーマーを主軸にしたい」とも言ってきた。
昨年6月19日にジャニーズ事務所から独立し、同23日に記者会見を行ってから1年。「音楽活動が夢だった」という念願がかない、7月7日配信の「シナモン」を皮切りに、6ヶ月連続でシングル曲を配信リリースする。9月には3大都市でのコンサートも計画され、年末にはファーストアルバムを発売する予定。きょう23日午後8時からは開設1周年を迎えたYouTube「手越祐也チャンネル」で生配信が行われる。
今回のソロデビュー決定は、音楽活動の夢を一つ実現することになる。
7月3~4日に行われる『24時間TikTok LIVE 2021』にも出演が決定しており、生バンドで新曲「シナモン」も披露することになっている。さらに、7月からは音楽専門チャンネル「スペースシャワーTVプラス」で、手越がメインパーソナリティーを務める音楽番組『スペプラ手越』が月1回のレギュラー番組としてスタートする。スマホ向けの人気ゲームアプリ『荒野行動 CHAMPIONSHIP」のテーマ曲「ARE U READY」も手がけており、ゲーム内で大量に流れている。
フォーライフは「1年前の独立会見のYouTube視聴は約700万回にも及んだ。チャンネル登録者数は現在、170万人ほどになっています。YouTube内で『歌ってみた』の動画を始めたところ、その音域の広さや歌唱力、音楽性にも評価が高まっている。音楽をメインストリームに活動していく手越に注目している」と自信を深めている。
手越を迎え入れたフォーライフミュージックは、1975年に小室等、吉田拓郎、泉谷しげる、井上陽水によって設立されたのが前身。数々のヒット曲を生み出してきた個性的なレコード会社として知られる。同社関係者によると、手越との出会いは今年に入ってから、手越のファンクラブ運営会社からの紹介。NEWS時代からその歌唱力は折り紙付きだったが、改めて同社の制作スタッフが手越の歌を聴いたところ「音域の広さや歌唱力に驚愕した」という。
話し合いを積み重ねていく中で、手越自身も「自分のやりたい音楽に理解を示してもらった」との思いが出てきたことから、独立1周年を迎えるのを機に「共に音楽チームとして歩んでいく」ことを決めた。七夕に配信される第1弾シングル「シナモン」はミディアムテンポのラブソングで、混じり気のない真実の愛をシナモンの花言葉に例えて歌っている。
音楽関係者は「ダンスナンバーの作品がチャートの上位を占めている昨今の音楽業界だけに新鮮に映るかもしれない」と語る。アートワーク制作には、ビヨンセやテイラー・スウィストなど米アーティストも手がけた写真家・下村一喜氏をはじめ、多くの有名クリエイターが参加していていることも注目の一つだ。
9月には初の東名阪ソロツアーも決定しており、手越は本格的な音楽活動に意欲を見せているという。きょう23日午後8時からは開設1周年を迎えたYouTube「手越祐也チャンネル」で生配信を行い、本人が音楽活動に関して本人の口から発表すると同時に、配信第1弾曲「シナモン」を生披露する。
なにかと話題の中心になる手越だが、YouTube以外でも今後どんどんファンの前に姿を現していく機会が増えていきそうなため、手越の今後の活躍も見逃せない。