ザ・ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツ死去に追悼の声続出

ザ・ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツ死去に追悼の声続出

英国のロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズ(以下、ストーンズ)のドラマー、チャーリー・ワッツが24日、80歳で死去した。1960年代以降注目を浴び続けるミュージシャンの訃報に、世界中から悲しみの声が寄せられている。

1962年、ロンドンで結成されたストーンズ。まだまだ黒人に対する人種差別の意識が強く残っていた時代でありながら、黒人音楽である「ブルース」を心から尊敬し、歌や演奏で表現しようとしたバンドだ。数々のヒット作を世に送り出し、1968年以降はよりブルースに根差した泥臭いサウンドを展開。2本のギターによるルーズでクールな“ストーンズ風R&R”という独自のスタイルを確立した。デビュー40周年を超えてなお、第一線で活躍し続けるロックバンド。およそ半世紀にわたり、世界中から注目を集め続けている。

音楽史に数々の功績を残してきたロックバンドであったが、活動していく中でメンバーの入れ替わりが激しかった。そんな中バンドを支え続けたドラマー、チャーリー・ワッツ。彼の訃報に悲しみの声を寄せる著名人が相次いでいる。

ストーンズのボーカル、ミック・ジャガーは、25日に自身のTwitterを更新。笑顔でドラムを演奏するワッツの写真を公開した。同バンドの公式サイトでは、トップページに微笑みながら腕を組むワッツの写真をアップ。背景を黒地にし、彼の死を悼んでいるようだ。

日本でも悲しみの声が後を絶たない。漫画『YAWARA!』や『20世紀少年』の原作者・ 浦沢直樹はTwitterでワッツのイラストを公開し、「まいったな、本当に悲しい。素敵なビートをありがとう、チャーリー。R.I.P.」とコメント。また東京スカパラダイスオーケストラのドラマー・茂木欣一も25日に「今はただ『ありがとう』って言いたい。涙出てきた。」と追悼している。

世界中の音楽ファンから愛され続けるドラマー、ワッツ。彼が亡くなったのは、ストーンズが開催予定だった北米ツアーにワッツの不参加を発表してから、わずか数週間後のことだった。

芸能・スポーツカテゴリの最新記事