米国ビッグレースを日本調教馬がV

米国ビッグレースを日本調教馬がV

日本競馬界の歴史が動いたと言っても過言ではないだろう。

11月6日にアメリカのデルマー競馬場にて行われたG1レースのブリーダーズカップフィリー&メアターフを日本馬であるラヴズオンリーユーが制した。このレースを日本馬が制するのは初。ラヴズオンリーユーはクイーンエリザベス2世カップ以来の海外G1制覇となった。また鞍上の川田将雅騎手は海外のG1初勝利となった。

ラヴズオンリーユーは父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー。同父の兄には2016年のドバイターフを優勝したリアルスティールがいる。ちなみに3代母であるMiesqueはブリーダーズカップを連覇した名牝だ。

また、同じデルマー競馬場で行われたG1レースのブリーダーズカップディスタフでは、こちらも日本馬のマルシュロレーヌが制した。鞍上は日本でもお馴染みのオイシン・マーフィー騎手。日本調教馬による海外国際ダートG1レースの制覇は初となるので、まさに歴史的な1勝となった。

ラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌは両馬とも矢作芳人厩舎の所属馬。トップ調教師である矢作氏の計算された戦略で勝利を得られたのは間違いないだろう。

近年は日本馬による海外レース挑戦も多くなり結果を残しているのは間違いないが、ブリーダーズカップを勝利するのは、また意味が違ってくる。特にマルシュロレーヌのブリーダーズカップディスタフの勝利は、日本競馬界の歴史を大きく変えたと言って良いだろう。

2頭の勝利を機に、より海外レースに挑戦する日本馬が増えれば嬉しい。

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