今年もデビュー10年以内の若手で競う「第42回ABCお笑いグランプリ」が11日開催された。今回優勝したのは、2014年結成のオズワルド(吉本興業)。オズワルドと言えば女優・伊藤沙莉(27)の兄である伊藤俊介(31)が畠中悠(33)のコンビであることでも有名だ。
実はこのコンビ、昨年も今グランプリに決勝戦まで進んでいた。しかし惜しくも2位という結果に。それもあって喜びは一言では語れないだろう。
伊藤は「よしっ」と叫び、感激した畠中は目元をぬぐった。そして伊藤は「どうしても(喜びを)伝えたい人がいる。沙莉(さいり)~!」と叫んだのだ。
実は妹の伊藤沙莉は、前日にこう兄にエールを送っていたのだ。
この優勝の一方に伊藤沙莉もTwitterで歓喜。
昨年のM-1グランプリも含め、伊藤はこの1年は「正直、むちゃくちゃ悩みましたね」と語る。オール巨人、松本人志から、つっこみの大小、トーンをめぐる正反対の意見を得るなどし「どちらもありがたかった」と言う。ただそれと同時に「どうしたらいいのかと。ものすごくふわふわした時期がありましたね」と振り返った。
しかしこれが伊藤の良さであろう。「どちらに転ぶにしても無理のないように、自分じゃないようなツッコミはしないでおこうと。あくまでもナチュラルに」と決めていたと、揺れた1年へ思いをはせた。
そんな正反対の意見を述べていたダウンタウン松本人志も、この一方に祝福を述べた。
これからのオズワルドの活躍が楽しみだ。