『ルパン三世』次元大介役、小林清志が勇退!「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。」

『ルパン三世』次元大介役、小林清志が勇退!「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。」

人気アニメ『ルパン三世』で次元大介役を務めてきた小林清志が、卒業することが分かった。10月放送のTVシリーズ『ルパン三世 PART6』以降は、バトンを大塚明夫に引き継ぐ。“初代”次元大介として役を勤め上げた名優の勇退に、ファンからは驚きと労いの声が上がっている。

『ルパン三世』は世紀の大怪盗アルセーヌ・ルパン(ルパン一世)の孫、ルパン三世が主人公のアクション作品。モンキー・パンチ原作で、1971年にアニメ放送を開始した。本作には主人公ルパン三世をはじめとし、射撃の名手・次元大介、大泥棒・石川五右衛門を先祖にもつ石川五右ェ門、ルパン一味の紅一点・峰不二子、銭形平次の子孫でありルパン一味逮捕(主にルパン)を宿願とする銭形警部といった、個性豊かなキャラクターが揃い踏みだ。

そんな次元大介を演じ続けた小林は、今年で88歳を迎えた。主な出演作品は、『妖怪人間ベム』『鉄腕アトム』と名作ばかり。他にも持ち前のローバリトンボイスを駆使して様々な吹替作品に出演してきた名優だ。

1971年のアニメシリーズ『ルパン三世』(PART1)開始から、約50年にわたり次元大介に命を吹き込み続けてきた小林。公式サイトには、「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。我儘を言えば90歳までやっていたかったが残念。(中略)ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ。」とクールな“次元大介”を彷彿とさせる粋なコメントを残した。

次元大介を務めてきた小林の卒業に、ファンからは「小林さん、もう88歳なんだ!今まで次元を演じてきてくれてありがとう。」「卒業をまだ受け止めきれないでいる……寂しいけれど、次の声優さんにも頑張っていただきたいです!」「小林さんの次元は永遠に憧れる。長い間ありがとうございました!」といった反響が相次いでいる。

今後の次元大介役は、ルパンファミリー初参加となる大塚明夫へとバトンが引き継がれる。父・大塚周夫は、初代五ェ衛門の声優を務めた名優。新体制となった声優陣で送る、ルパン一味の活躍に期待するとしよう。

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