Amazon『プレイステーション5』の販売形式を「招待販売制」に変更

Amazon『プレイステーション5』の販売形式を「招待販売制」に変更

10月5日、アメリカに本社を置く大手ショッピングサイトAmazonは、『プレイステーション5』の販売形式を従来の「先着順」から「招待販売制」に変更した。

プレイステーション5は、ソニーが手掛ける家庭用の据え置き型ゲーム機器だ。2020年11月に販売されて以来、需要に対して供給が追いついておらず、ショッピングサイトや家電量販店などで入荷してもすぐに売り切れてしまう品薄状態が続いている。

従来、Amazonにおけるプレイステーション5の販売形式は、商品が入荷して販売が再開され次第、いち早く決済を完了したユーザーが購入できるという先着順だった。しかし、商品が入荷しても即完売となるため、なかなか入手できない状態が続いていたのである。

即完売になってしまう要因として、商品が入荷してもすぐに転売業者が大量に買い占めてしまう点が挙げられていた。需要と供給のバランスを崩してしまう、いわゆる「転売ヤー」だ。また、商品が入荷するタイミングは昼夜を問わず不定期でゲリラ的な販売である。

ずっと商品ページに張り付いて入荷を待つわけにもいかない一般の消費者らは、この先着順による販売形式にずっと悩ませていたのである。

今回変更された招待販売制は、商品ページに設けられた専用のフォームから招待メールをリクエストし、抽選によって選ばれたユーザーが商品を購入できるというものだ。当選した場合は、Amazonから招待メールが届くという。

事実上の転売ヤー対策が講じられた形であり、従来の先着順よりも一般の消費者が購入できるチャンスが高くなったと言えるだろう。SNSでは、早くも抽選に応募した旨を投稿するユーザーが多く見られた。

ただし、商品の入荷台数は公表されておらず倍率不明なため、当選するかどうかは完全に運次第だ。プレイステーション5を長年待ちわびていた方は、ぜひともこの機会に自身の運を試してみてはいかがだろうか。

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