鬼才と呼ばれている監督の最新作の公開が決定した。
2022年春、レオス・カラックス監督の最新作『アネット』が公開される。『アネット』は第74回カンヌ国際映画祭 監督賞を受賞した作品だ。寡作として知られるレオス・カラックス監督の、『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶり、6本目の作品。全編英語のミュージカルという、ある意味レオス・カラックス監督らしくない作品とも言える。
主演には『スターウォーズ』シリーズ、『パターソン』などで知られるアダム・ドライバー、そしてこちらも優れた女優であるマリオン・コティヤールが据えられている。
ちなみにアダム・ドライバーは製作プロデューサーも兼任しているとのこと。過去のレオス・カラックス作品とは少し違った雰囲気の物語が楽しめるかもしれない。またロン&ラッセル・メイル兄弟が原案や音楽を担当しているのもポイントだ。レオス・カラックスの映像美とロン&ラッセル・メイル兄弟の音楽のコラボレーションを楽しみたい。
レオス・カラックスはフランスの映画監督・脚本家。寡作ながら『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』『ポンヌフの恋人』『ポーラX』『ホーリー・モーターズ』などの話題作を世に送り出してきた。35年間でわずか6作品しか製作していない監督だけに、今回の『アネット』はファンにとって待望と言っても良いだろう。
『アネット』にはレオス・カラックス監督自身の人生が色濃く反映されているという。全編英語というだけではなく、今までの作品とは一味違うのは間違いなさそうだ。