小説家・燃え殻と漫画家・おかざき真理による『あなたに聴かせたい歌があるんだ』が、14日発売の週刊SPA!9月21日・28日合併特大号(扶桑社)で連載を開始した。20万人以上のTwitterフォロワー数を誇るベストセラー作家と、20~30代の女性から圧倒的な支持を得る漫画家が手掛ける注目の作品。異色の二人がタッグを組んだ新連載が、ファンの間で話題になっているようだ。
本作は十年前、高校の教室で起きたとある事件がきっかけで学校を去った英語教師の女と、そのとき教室にいた17歳の“僕たち”の物語。冒頭からモノローグで語り始める荻野は、花粉症に悩むサラリーマン。酔った上司の無茶な要求に応えながらも、“ヘラヘラする” ことでその場をやり過ごしていた。そんなある日、“キリンジ”による「エイリアンズ」がカラオケで流れ出す。楽曲によって思い出されるのは、高校2年生の春、英語教師の産休で臨時に雇われた女性教師。いわゆる“弱い立場”におかれる彼女と、困った時はヘラヘラするしかないと学んだ“僕たち”は、十年経った今、それぞれに人生の岐路が訪れて――。
「夢を殺したのは誰か?」という強いメッセージとともに第1話を終えた本作。衝撃のストーリーがSNSでも話題になっており、「朝から『エイリアンズ』エンドレスリピートしてる……」「燃え殻さん×おかざき先生のタッグ相性良すぎでは?(笑)」「続き気になりすぎて仕事にならん(笑)早く第2話読みたい~」といった反響が相次いでいる。
本作について燃え殻は「おかざき真里さんの線とテンポで表現される『あなたに聴かせたい歌があるんだ』の世界を一読者として、楽しみにしております。」と、おかざき真理は「漫画誌ではない雑誌での連載も、週刊誌での連載も初めてで、生まれたての仔牛のように震えています!」とコメント。『あなたに聴かせたい歌があるんだ』は短期連載を予定している。燃え殻×おかざき真理という物語の名手が織りなす、今後の展開も見逃せない。