9月21日、主にiPhoneシリーズやiPad製品などに搭載されているOSの最新バージョン「iOS 15」がApple社によってリリースされた。
同OSの対応機種は、iPhoneシリーズが「iPhone 6s」以降のモデルと第1世代および第2世代の「iPhone SE」となっている。ただしA12 Bionic以降のチップを搭載していないモデルのiPhoneは、今回追加された新機能の一部が利用できない。
同OSへの更新によりFaceTimeやメッセージ、マップといった既存機能の改善に加えて、いくつかの新機能が利用できるようになった。
注目されている新機能のひとつが「集中モード」だ。既存の「おやすみモード」を発展させたような機能であり、自身の状況に応じて各種アプリの通知をフィルタリングしてオン/オフが設定可能。
例えば「仕事に集中」と設定した場合、勤務中に普段使用するアプリに限り通知をオンにできる。仕事と関連性が低いアプリからの通知はオフにできるので、集中して自身の作業に取り組めるだろう。
また、自身が何かに集中しており、メッセージの返信ができないケースでも相手に自身の状況を伝えられる。集中モードを設定中に誰かが自身にメッセージを送信しようとした場合、同メッセージ上で自身の状況を自動で相手に通知可能だ。
さらに集中モードは、運転中や読書中といった状況ごとに複数設定が可能なため、自身のライフスタイルに合わせて通知をフィルタリングできる。仕事や運転など目の前の作業に集中したい状況に限らず、プライベートな時間を邪魔されたくない際に役立つ新機能と言えるだろう。iOS 15に更新したiPhoneユーザーは、ぜひとも一度利用してみていただきたい。