「子どもたちに夢を届け続けるため…」
そんな思いからサン宝石のクラウドファンディングは10月6日10時より始まった。
サン宝石は小中学生向けのアクセサリーや雑貨の通信販売を手掛けた企業。「子どものおこづかいで買える」をテーマに、高くても数百円という安さから長年少女たちに支持されていた。
しかし今年の8月27日。驚きのニュースが駆け巡る。なんと民事再生の申し立てを行ったのだ。負債額はおよそ21億7,000万円。オリジナルキャラクター「ほっぺちゃん」の人気に陰りが見え、100円ショップといった同業他社との競合により売り上げが低迷していく中、拍車をかけたのが新型コロナウイルス感染症拡大だ。
現在事業再建を目指しえているが、資金難のため「カタログが予定通り印刷できない」、「新商品が仕入れられない」などの支障が出てきているという。そして、かつて顧客だった元少女たちの応援メッセージに背中をおされ、クラウドファンディングを決意した。
このツイートは瞬く間に拡散され、サーバー障害が起きたほど。現在は回復されているものの、その支援者の多さがうかがえる。
またネット上でも「小学生位の時、少ないお小遣いで買ったことを覚えています。昔は漫画雑誌についていた葉書を使って買ったなぁ…。微力ながら協力させてください」「子供の頃にたくさん夢を貰いました。娘も同じようにサン宝石さんのカタログで夢を貰っていました。クラファン応援しています!」といった応援コメントも数多く寄せられている。
サン宝石のクラウドファンディングの期限は10月31日(月)23時59分まで。目標金額は3,000,000円。支援者には金額に応じ、懐かしのカタログや記念カードが送られる。
クラウドファンディングサイト:https://kibidango.com/1955