10月8日、上野動物園で6月に誕生したジャイアントパンダの赤ちゃん2頭の名前が発表された。赤ちゃんはオスとメスの双子であり、オスは『シャオシャオ』(暁暁)、メスは『レイレイ』(蕾蕾)。それぞれの名前は、小池都知事の定例会見を通じて発表された。
シャオシャオは「明るい夜明け」を意味する「暁」から、そしてレイレイは「蕾が未来につながる」という意味を込めて名付けられたという。小池都知事は会見で「組み合わせると明るい夜明けから未来につながるという意味があり良い名前だと思う」とコメントした。
2頭の名前は8月から一般公募が行われ、延べ19万件以上の応募があったという。それらの中から、女優の黒柳徹子や上野動物園・園長の福田豊といったメンバーで構成される都の選考委員会と、パンダの所有権を持つ中国との2者間で協議され決められた形だ。
なお、2頭の母親は上野動物園のマスコット的存在とも言える「シンシン」(真真)である。2頭が生まれた当初同園は、パンダにおける双子の出産は珍しくないが、育児に関しては別で、親パンダはどちらか1頭のみを育てる傾向があると述べていた。
実際、1頭は母親のシンシンが興味を示して自ら育児を行った一方、もう1頭は人の手によって育てられた経緯がある。初めは育児に関して心配の声が上がっていたものの、職員によるサポートの甲斐もあり、2頭は順調に成長して10月1日には生後100日を迎えていた。
そして8日の会見では、園長の福田豊も出席。「(2頭を)温かく見守っていただき成長を楽しみにしていただきたい」とコメントした。母子が揃った状態での一般公開は、来年の1月予定しているそうだ。