11月9日の午後0時半頃、日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんが、国際宇宙ステーションにおける半年以上の長期滞在を終えて無事地球に帰還した。
他にも3名の宇宙飛行士と一緒に宇宙船へ搭乗し、大気圏を途中した後、アメリカのフロリダ沖に着水。今後、彼らは健康状態を詳しくチェックするために、アメリカのジョンソン宇宙センターに向かうという。
星出彰彦さんは4月に有人宇宙機である『クルードラゴン』に搭乗し、アメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げられ、国際宇宙ステーションに乗り込んだ宇宙飛行士だ。
そして日本人としては史上2人目となる国際宇宙ステーションの船長を務めた人物であり、宇宙における長期滞在を想定した各種実験や船外活動などに従事していた。
加えて星出彰彦さんと言えば、自身のTwitterを通じて、国際宇宙ステーションにおける活動の一コマを定期的に発信していた人物としても有名だ。
とくに宇宙の物理に関する些細な疑問を、自ら実演して新たな発見としてユーザーに届ける動画は度々話題となった。
例を挙げると「地球上ではひっくり返る逆さゴマを宇宙で回すとどうなるか?」という疑問に対して、以下のように実演して結果を披露するというものだ。
理論的な説明ではなく、実際に自身が無重力の環境にいる状態を活かした「実演」の動画がユーザーの反響を呼び、過去にはトレンド入りを果たした投稿もある。
今回、宇宙における長期滞在を終えた星出彰彦さん。実験に関する報告や活動中に得られたデータなどを活かした今後の活動について、ぜひ注目していただきたい。